2019年2月2日(土)第1回東京思風塾「第二の黎明期を作る問いとは」をテーマに開催
第二の黎明期はドイツの哲学者、カールヤスパースの言葉
1949年にヤスパースが書いた「歴史の起源と目標」
その書物の中で、これから人類はこれから第二の精神の黎明期を迎えると予言している。
第一の黎明期から考えると
ヤスパースは「枢軸時代」と名付けている。
紀元前500年頃から発生した精神的過程。そこに最も深い歴史の切れ目がある。我々が今日に至るまで、そのような人間として生きてきたところのその人間が発生したのである。その時代が要するに<枢軸時代>と呼ばれるべきものである。
- 中国=孔子、老子、墨子、荘子、列子
- インド=ウパニシャッド、仏陀、懐疑論、唯物論
- イラン=ゾロアスター
- パレスチナ=エリア、イザヤ、エレミヤなどの予言者
- ギリシャ=ホメロス、ソクラテス、ヘラクレイトス、プラトン
全世界同時期に偉大な人物が生まれ、以降の人間の生き方を導いた。【生き方に目覚めた】
それを前提に考えると、これから我々はそれに匹敵する精神の黎明期(第二の黎明期)を迎える時代に来ている。
「黎明期に人類が気付く事とは」
命から湧いてくるものは根底に宇宙がある。
生命の目的=「何のために生きるのか」
それは2つ、自己保存と種族保存の欲求
そこには「欲求」が存在し、そこにこれから人間が人間らしく生きていく根本原理がある。
本能的に食べて、寝て、健康に留意して生きる、子孫を残す
すべての生物に共通していること。母なる宇宙が生きる目的を与えているのが欲求だとしたら
欲求を否定する事は命の目的に反する事になる。
これを知ることが第一回の黎明期を超え、第二回の黎明期に人類が気付く事。
欲求、欲望を悪とみなさず、人間が人間的に生きる為の根底にある欲求、欲望が無ければ生きる意志が育たない。
欲求、欲望の意味を自覚して、みんなの為になる、感謝される方法で欲求、欲望を実現してほしい。
「激動の時代に本当の自分を生きるには」
命から湧き上がる欲求、欲望、興味、関心、好奇心を実現しないといけない。それが自分の哲学。
本音と実感を大切にする事。
そして、天分のツボを知ること。
天分のツボとは
1.やってみたら、好きになれるかどうか?
2.やってみたら、興味関心が持てるかどうか?
3.やってみたら、得手・得意と思えるかどうか?
4.やってみたら、他人よりうまくできるかどうか?
5.真剣に取り組んだら、問題意識が湧いてくるかかどうか?
5つに共通することは実践すること。肉体を使うこと。
天分のツボに、はまった人生ほど面白いものはない。すべてでなくてもいい。 理性に従って生きる人生は個性のない、ただ頭のいい人間になる。
次回4月は元号が変わる前、平成最後の開催になります。
4月 6日(土) 「新しい御代をいかに生きるか」
◆懇親会 18:30~20:00頃 懇親会会費:5,000円
・年間塾費
今年度から個人会員法人会員の年会費を改訂しました。
個人会員 6万円→4万円
法人会員 15万円→9万5千円
都度会員 1.5万円→1万円
・お振込先 みずほ銀行 高輪台支店 普通 1056498東京思風塾
*入塾はどの時点からでも可能です。
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