2016年6月4日平成28年度第4回東京思風塾開催しました。

今回は思風先生が6月2日に74歳の誕生日を迎えられた事もあり東京思風塾の皆さまと先生のお祝いを開催しました。

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今回の東京思風塾のテーマは

「愛の実力を育む 感性論哲学愛の実力論」

何故世の中に、そして全世界的に人間関係が崩れているのか?
愛が大切という人は多くても隣人との関係に悩むのか?

思風先生からは3つの原因があると教えて頂きました。

 

  • 愛の欠如
  • 身勝手な愛
  • 愛の未熟さ

 

 

1、愛の欠如とは何なのか?

相手に対する思いやり、そして心遣いや相手の立場の配慮

正論をふりかざしても、そこに心が無ければただただ人を責めるだけにつながってしまう。
直接的に問題点を指摘する事において、思いやり、心遣い、配慮が無ければ理性的な考えで物事を見てしまう事に問題がある。
それは会社の中でも家庭の中でも多々見られる事で、日々の日常において相手の気持ち、思いやりを持つには感情的にならずに常にそういう心構えが出来る訓練(努力)によって持つ力が磨かれる。

2、身勝手な愛

自己中心的な愛 愛しているつもりの愛

例えば親は子供を愛しているが子供がそれを感じていない。子供が求める愛と親が与える愛にすれ違いがあり、伝わっていない。夫婦関係、親子関係、会社関係にも多い

 

3、愛の未熟さ

愛というのは基本的に求める愛から与える愛に成長していく。中にはいつまでも、一生愛を求める続けている人もいる。本当の愛というのは小さい頃は求めるものでも、年を重ねるにあたって、子供が親になり子を持ち、子供の為に!見返りを求めない与えつくす愛

その様に成長していく。

「愛される喜びから愛する喜びへ」

 

そして人類の崩壊の原因を哲学的に考えていくと本質的な原因は

・我々が信じて愛してやまない民主主義社会というのが人間関係を崩壊させている事に気がつかないといけない
民主主義社会というのは全ての人間が基本的人権があるという考え
権利の主張のバランスが取れた所で契約を主にして行うのが民主主義社会の基本原理(契約社会)

権利を主張して自分を守ろうとする所に
義務を果たさずに権利を主張するという事になるのが間違いであるがそういう傾向性にある。

義務を出来るだけ果たさない努力をし権利は限りなく主張するという
義務を果たした人間にしか権利が無いのが本来あるべき姿である。

なぜ権利を主張する人が多いのか
封建的な中世の時代から脱却しようとしていたかの歴史的な背景から
封建的な時代において求められるのが義務的身分制度などから脱却しにくいから権利を主張して民主主義社会が生まれた。
※封建的(個人の自由・権利よりも上下の人間関係を重んずるさまや,上の者が下の者に対して強圧的であるさまなどをいう)

義務を果たしていれば民主主義は成り立つが、問題は「義務を人を責める道具に使っている。」事

 

経営の視点から

経営理念を掲げる事も多いが経営理念だけでは本当に会社の価値を創り、仕事への自信を創り出すにはまだまだ。
経営の本質は何なのか?のところからスタートしないといけない。本質と理念が結びついてこそ、柱が出来、ぶれない信念が確立される。

経営理念を掲げる、語るだけではなく本質から考えて結合していく。

経営、経済の本質から紐解いていかないと経営理念の根拠に結びつける事ができない。
「会社の前に経営の本質はこうだ!こうあるべきだ!」
から
「自社の経営理念はこうであるべきだ!」

という順番で
誰かが掲げているものを自社に応用するという事ではなく
例えば、経営が社会や人を幸せにするものであれば
それを根拠に本質の幸せにするという視点から自社が提供可能な事に合わせて
人を育てる事なのか、商品に価値をもたらせる事なのか?

それによって世の中や人が幸せになるか?という視点で考えていく事が大切