心が欲しい
photo by takashi fukushima
芳村思風一語一会 vol.3778
心が欲しいとは、どういうことか
心を上げるとは、どういうことか
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つながる
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なぜ今「つながる」ことが人間にとって切実なテーマなのでしょうか。
離婚・幼児や高齢者の虐待、いじめや嫌がらせが、増え続けています。
世界中あちらこちらで対立や争いごとが続いています。
人間関係が寸断されています。
携帯電話のメールやライン・フェイスブックなどのSNSでは、
一見つながっているようだけど、
現実では、つながっているという実感がなくて不安なのです。
世界は、対立から統合の時代と変わり、つながりを求めています。
世界は、統合という言葉や意識に導かれて動き始めています。
統合は、時代を動かすキーワードです。
ところが現実は、理性や理屈でつながりを求め、同じ考え方の人としかつながれていません。
考え方が違うと、対立し敵になってしまいます。
理性は「真理はひとつ」と考え画一性を追求するので、違いが許せないのです。
長い間、理性的な正しさを求め続け、理性の奴隷になり、
少しの違いが許せなくて対立し、
自分の正しさを主張し、相手を責め、勝つことで正しさを認めさせようとしてきました。
時代は、大転換期に入っています。
人間の本質が理性という時代から、
人間の本質は心であり感性だという時代になっています。
ほんとうにつながるためには
「心でつながり、心をつなげる」必要があるのです。
心でつながるとは、気持ちがわかりあうことであり、心がわかりあうことです。
心は感じる感性であり、感性は個性の原理です。
個性の時代とは、考え方の違う人とも共に仲良く生きていく時代です。
理性では、考え方の違う人と仲良く生きていくことは出来ません。
人間どうしが本当につながるためには、
気持ちがわかりあい、心でつながる必要があります。
人間は心がつながり、気持ちをわかりあえたとき、
考え方の違いからでてくる対立を乗り越えることが出来るのです。
考え方の違う人と共に仲良く生きることを「矛盾を生きる」と言います。
この「矛盾を生きる力」こそ、理性を超えた「愛の力」です。
では「心でつながる」ためには、どうしたらよいのでしょうか。
そのためには「理屈じゃない、心が欲しい」という叫びに応じて
「心をあげる」こと。
それが「思いやりの心」であり、愛の本質です。
対立している世界各国の指導者達もほんとうは「気持ちをわかって欲しい」のです。
「心が欲しい」のです。
思いやりの心が欲しいのです。
では、心が欲しいとは、なにか。
人間には意志があるから、
1.認めて欲しい、
2.わかって欲しい、
3.ほめて欲しい。
人間には愛があるから、
4.好きになって欲しい、
5.信じて欲しい、
6.許して欲しい、
7.待って欲しい。
だから、心をあげるとは、認めて、わかって、ほめてあげることなのです。
好きになって信じて許して待ってあげることなのです。
人間は、理性でつながることはできません。
認めてあげる努力をする姿を見せることが、気持ちを伝えることであり、
努力する姿が、相手に対して愛があることを伝えるのです。
これが本当の気持ちをわかりあおうとする「思いやりの心」であり、
人はつながることができるのです。
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~芳村思風 46の言葉~より
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思風会の会員様向けに発信している芳村思風先生からのメッセージを集めたものです。
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18:00~20:00 WINCあいち
参加費:2,000円
※お問合せは・・・
思風庵哲学研究所
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