大切なことは、感性と理性の協力関係をつくること。バランスじゃない
芳村思風一語一会 vol.3953
今の自分をいくら分析しても、ほんとうの自分はつかめません。
自分の性格や思考や行動パターンを分析することでつかめるのは、
過去の自分です。
ほんとうの自分とは、これから作られていく自分だからです。
人間だけでなく、命あるものは、変化しています。
変化しなくなったときは、死ぬときです。
だから、本当の自分は探しても見つかりません
☆☆☆☆☆
ほんとうの自分とは
本音であり、実感であり、
欲求であり、問題意識である。
理性は「真理はひとつ」を考え
画一性を追求するから
ほんとうの自分から遠ざかる。
☆☆☆☆☆
本能の自分を理性の自分がコントロールする2元論的生き方は、人間らしい生き方ではありません。
本能・感性から湧きあがってくるものを、
理性を使って、いかに人間らしく、人に迷惑をかけず、
人の役に立つものにしながら、やりたいことをするかが、人間らしい生き方です。
現実は、他人によって作られた社会です。
ものごころついたときから、その社会に何の疑問も感じないということは、
その人間には、自分らしさがない、個性がないということです。
まったく不満も疑問も感じないときは、まだ個性が磨きだされていないか、
学校教育において感性が抑圧され、
規制の固定観念、知識だけを与えられ、
保守的な精神性に馴らされてしまっているからです。
自分が出てくるようになれば現実のいろいろなところに疑問や納得できないことが感じられてきます。
その感覚が、「現実の自分」です。
この現実に対して「ちょっとおかしい」という疑問や異和感を感じることが大切なのです。
これが固定観念を打破するキッカケなのです。
ほんとうに自分は、理性ではつかめません。
感性の実感という理屈を超えた方法でしか自分をつかめません。
だから感性と理性の関係は、バランスではないのです。
大切なのは、バランスではなく、
感性から湧いてきたものを、理性を手段能力に使って
どうすれば実現できるかを考えるという
理性と感性の有機的な協力関係をつくることなのです
「風の思い」より
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・
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・4月4日(土)東京思風塾
※中止とさせていただきます
※4月以降の講演会の開催の有無については、ホームページなどでご確認ください
※お問い合わせは
思風庵哲学研究所
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