心の中に平和のとりでをつくる

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心の中に平和のとりでをつくる

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74回目の原爆記念日

核兵器の廃絶をめざすことは、大切なこと

 

しかし、核兵器がなくなったら、
また別の兵器を開発するかもしれない。
隠れて作る国や組織があるかもしれない。

 

核兵器は、持っていても使えなくするにはどうするか。

意味のないものにするにはどうするか。

 

核廃棄物や放射能の処理の方法の開発を
同じように研究して作り上げることを急がなければいけない

 

大切なことは、
・戦争のない世界の実現
・広島を世界平和の発信地にしていくこと
・放射能の処理と有効利用の技術の開発を
日本が世界の先頭に立って開発すること

 

核兵器を持つ国が、核兵器を保持しながら「核兵器廃絶」を訴え、

核兵器を開発しようとする国に圧力をかけている。

間違えてはいけないことは、核兵器の廃絶では、世界平和は実現しないということ。

すでに核兵器を作る能力を持ってしまった人類が、人為的に核兵器廃絶を実現したらどうなるか。
「誰かが隠れて核兵器を作って、世界を支配しようとする人間が出てくるかもしれない」
という疑心暗鬼におそわれ、諜報活動が活発になり、恐怖感から疑わしいというだけで他国を攻撃したりと、
かえって戦争への不安が高まる可能性が強い。

核兵器よりももっと恐ろしいことは、人間どうしがお互いに疑心暗鬼におちいることである。

疑う心を持てば、核兵器はなくなったとしても戦争は起きる。

大切なことは、戦争なき世界を実現することである。

では、戦争を無くすためにはどうすればよいか。

72年前に国連の中にできたユネスコの憲章の前文の言葉こそ、
戦争のない平和な世界を実現するための究極の理念である。

 

「戦争は人間の心の中で生まれるものであるから、
人間の心の中に平和の砦を築かなければならない」

 

人間の心の中に築く「平和の砦(とりで)」とはなにか。

どのような意識を心の中に持てば、戦争を抑止する平和の砦となるのか。

それが感性論哲学の「世界平和の3原則」である。

 

1.謙虚な理性の確立する。

近代は、人間は理性的にならなければいけないという意識から、

真理はひとつと考え、考え方の違う人間を排除し、価値観や宗教の違いで対立してきた。
理性を完全なるものと考え、理性的に生きることをめざすかぎり、

違いを受け入れず画一性を追求する理性に基づく宗教戦争や民族戦争はなくならない。
「理性は合理的にしか考えることができない不完全な能力」であると考え、

理性は不完全であることを認め、考え方や価値観の違いを受け入れ、画一性を追求しないこと。

 

 

2.競争して勝つことよりも、もっと素晴らしいことは、力を合わせて共に成長すること。

成長の原理が、競争から統合へと変わる。
「競争して勝つことよりもっと大切なことがある」という高度で新しい価値観をつくること。
それが統合による有機的相乗効果としての成長発展という成長原理である。

 

 

3.対立とは、自分が成長するために学ぶべきものを持っている人間が誰であるかを教えてくれる現象であることを知る。

これが対立の新しい解釈。
「異なる考え方は、自分の考え方の欠落した部分を補うためにでてきている」という解釈の仕方である。
「違いと間違いは、違う。」
考え方の違いは、考え方が間違っているということではなく、異なっているだけ。
違う考え方から学ぶためには、違いを許し、受け入れることからはじまる。これが「愛」である。

 

この3つの新しい意識改革が「心の中の平和の砦」となり、
それを実践していく力が「愛の実力」である。

 

広島は、全世界が認める世界平和の発信地にならなければいけないのです

 

 


Source: New feed
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