多数決を超えて

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多数決を超えて

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芳村思風一語一会 vol.3067
民主主義社会では、競争・対立が成長のエネルギーであった。
与党と野党、企業と組合、男と女というような対立構造の中で成長してきた。
時代と逆行する国益主義の復活などが現れ、
民主主義の終焉を予感させるような動きになっている。
対立する相手と戦う時代は終わる。
考え方の違う人とどうすれば、うまくやっていけるかを考える時代に変わっていく。
考え方の違う人を排除するのではなく、相手の考えのいいところを取り入れて
さらに良い考えに成長させる。
考え方の違う人を許し、違いから学ぶことが「愛」であり、統合という考え方である。、

☆☆☆☆☆☆☆
多数決を超えて
☆☆☆☆☆☆☆
民主主義の時代は終わりに向かっています。
民主主義が正しい、多数決が一番公平な方法だという認識がまだまだ常識とされています。
時代は変わっています。

今回の衆議院選挙では、政党の在り方が変わり
政党なき政治へと確実に向かっているのが感じられる。
近代民主主義社会では、多数決がものごとを決める手段とされてきた。
イギリスの哲学者ベンサムが「最大多数の最大幸福」という考え方を主張し、
「多数の人が賛成し求めるものが善であり正しい」という思想を発表して以来、
多数決原理が哲学的根拠を得て普及した。

現実的には、数さえ集めれば勝てるし、思い通りになるという考えから、
善悪や正邪の判断を超えて、とにかく数を集め多数決に勝つためだけに集まる
「数の暴力」がまかり通る事態になってしまっている。

政治においては多数決原理を根拠にして政党が作られ、量の政治である政党政治が確立された。
政党政治は、政党が政権をとるために、権力闘争に明け暮れてきた。
国会においても、野党は見るに堪えない、聞くに堪えない醜い与党批判を繰り返す。
これでは国会議員の人間性は劣悪化せざるをえない。

多数決原理は、常に相手を説得して、
自分と同じ考え方の人間を増やそうとして画一化を進め、人間から個性を奪う。
時代は大変革期であり、すべての分野で原理的変革が求められている。

時代を支配してきた量的な多数決という決め方から脱却して、
意見の質を重視しながら最終的に結論に導く新しい議論の方法を創造しなければいけないときを迎えている。

それが感性論哲学が提案している「統合的集約原理」である。

人間は誰でも不完全で、どんな立派な人でも、自分の肉体がある場所からしかものを見ることができない。
人間である限り肉体のあるところでしか判断できないから、考え方は片寄り偏見からは脱却できない。

生きた現実は、自分の見方と相手の見方と第三者の見方という3つの目を統合しないと正しくは捉えられない。
これが「三人寄れば文殊の知恵」といわれることの根拠である。

現実の対立意見は、実は相互補完的な関係にあり、どちらか一方が正しいのではない。
両方ともが正しく、また両方が必要であり、
両者を統合することによって正しい考え方や認識に近づくことができるのである。

自分と同じ考えの人間を増やすために説得するという理性の使い方ではなく、
自分と異なる意見から学び、対立する相手からも学んで、
自分の考えを成長させるために対話を繰り返すという理性の使い方をする。

これを「発展的解消の論理」という。

これが統合と個性の時代のものごとの決め方であり、議決方法である。

宇宙もプラスとマイナスのエネルギーが、反発するのではなく
お互いに助けあうパートナーとなって宇宙の秩序を創り続けている。
私たちは、多数決を超えて統合能力を磨く必要があるのです。

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

※「感性経営の10原則」講演録
A5判 55ページ
1,000円 + 税

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※新「日めくりカレンダー」
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●芳村思風先生の勉強会
・10月25日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 WINCあいち
参加費:2,000円

・11月15日(水)大阪思風塾
18:30~20:30 心斎橋3te cafe
参加費:5,000円

・11月19日(日)仙台思風塾
13:00~17:00 仙都会館
当日:4,000円(前売3,000円)

※お問合せは・・・
思風庵哲学研究所
 

 


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