愛は対立を乗り越える力
芳村思風一語一会 vol.5319
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愛は対立を乗り越える力
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近代の理性の時代は、対立し、競争して、
勝ち負けを争うことで成長してきた。
これからの成長の原理は、競争して勝つことではない。
勝つことよりももっと素晴らしいことがある。
それは、力を合わせて、共に成長すること。
対立についてもう一度よく考える必要がある。
これは、感性論哲学独自の解釈。
哲学は解釈力でもある。
なぜ対立するのか。
考え方や価値観が違うから。
理性で考えると、正解はひとつなので、自分の考え方が正しい。
自分と考え方の違う人は、間違った考え方の人になる。
お互いどちらも自分が正しいと考えている。
自分の正しい考え方を教えるために説得しようとするので、対立が起きる。
生まれながら、考え方が違うことはない。
考え方や価値観の違いができる原因は、5つある。
a.体験
b.経験
c.知識・情報
d.物事の解釈
e出会いの違い
この5つが、考え方や価値観の違いが出てくる原因。
体験と経験の違いは何か。
体験と経験は、英語だと両方とも同じエクスペリエンス。
日本語では、体験と経験は次元が違う。
体験は、自分の肉体が外の世界とか関わった事実のこと。
経験は、その体験から自分が学びとった知恵のこと。
同じ体験しても、その人の能力や人間性の違いによって、
その体験から学び取るものは、人によって違ってくる。
だから同じことを体験しても、
学び取る経験には違いがでてくる。
今までは、対立を解決するための策は、
1.説得する
2.妥協する
3.こびへつらう
4.逃げる
5.戦う(戦争)
の5つしかなかった。
いずれも決定的な解決策にはならなかった。
これからの対立を乗り越える力は、
勝ち負けを争うのではなく、力を合わせること。
この対立を乗り越える力が愛の実力。
考え方が違っても、わかり合えば、
助けあえる、協力しあえる。
違うからパートナーになれる。
考え方の同じ人は、仲間になれるが、パートナーにはなれない。
「対立とは、今自分が学ばなければいけないものを持っている人間が誰であるかを教えてくれる現象」
この人は、自分にない何を持っているのだろう、
自分にはないどんな経験をしてのだろう
と相手から学びたいという気持ちを持つこと。
「なぜそういう考え方になったのか、教えてくれませんか」
と相手に心を開いて教えてもらう。
真剣に相手から学びたいと思ったとき、目が変わる。
目が変わらなければ、いくら言葉で言っても伝わらない。
眉間にしわを寄せて「ありがとう」
といってもありがたさは通じないから。
「人間関係10の原則」
~愛の実力を育てる~
Source: 芳村思風 感性論哲学の世界
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