感性の本質は、感受性ではない、求感性です
芳村思風一語一会 vol.3914
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求感性(ぐかんせい)
求めなければ受け取れない
感性の本質は、感受性ではない、求感性です
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「感性」とは何か。
私という意識の根拠となっているのは「感性」。
感性とは、人間の本質であり、生命の本質、宇宙の究極的存在です。
本質としての感性は、すべての生命が持っています。
この感性が、理性によって人間化されたものを「知的感性」といいます。
この知的感性が「心」なのです。
心は、理性によって感性が人間化されたものです。
心とは、意味や価値を感じる感性です。
幸せや感謝や尊敬・責任感などは全部感じるもので、
理性によって感性が人間化されることによって出てくるものです。
感性の本質(最も根本にある能力)は、
「求感性(ぐかんせい)」です。
感受性ではありません。
感受性は、消極的・受動的能力であり、感性の本質ではありません。
求感性とは、自分が生きていくために必要な情報を
積極的に求めて感じ取ろうとする働きです。
調和・合理・統合を模索する働きです。
この感性の働きの結果として、現象としての感性がでてきます。
感性の現象とは、本能・感覚・欲求・感情・感受性などです。
感受性は、感性の現象形態のひとつなのです。
では感性を磨くには、どうすればいいのでしょうか。
「したいことがわからない」のは、
自分の心が何を求めているかわからないということです。
求めなければ入ってきません。
感性を磨く、感性を高めるということは、求感性を高めることなのです。
では「求感性を高める」とは、どうすればいいのか。
自分の心が何を求めているのか、理性を使って考えること。
理性を使って意味や価値や素晴らしさを考えることで、感性を成長させるのです。
感性を磨くには、理性的努力が必要なのです。
感性と理性の関係は、バランスではありません、
有機的な協力関係をつくることがたいせつなのです。
「風の思い」
~芳村思風 46の言葉~より
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
●2019年度の思風会会員特典は、3月末ごろの完成予定です
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思風庵哲学研究所
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