44 愛とはなにか
芳村思風一語一会 vol.5589
44 愛とはなにか
愛とは、ひと言で表現すると「人の役に立つ」ことを喜びとする感性のこと。
社会の中で人間らしく生きていくために求められる力が愛の力。
今まで愛は、文学の中でしか語られることがなく、
や感情として考えられ、能力とは考えられていなかった。
学問の対象として研究されることはなかった。
感性論哲学では、「愛」を能力として考える。
理性に変わる問題解決能力として心の中に
「愛の実力」を成長させていくものと考えている。
愛は、人間関係の力。
人間と人間を結びつける力。
愛は、男女の愛だけでなく、
親子の愛、夫婦の愛、兄弟の愛、子弟の愛
という人間と人間の関係の根本に愛がある。
愛は人間と世界を、人間とすべてを結びつける原理。
愛は、自分のことよりも相手のことを優先させて考える心情。
だから愛とは、人の役に立つことを喜びとする感性。
「愛の究極の形」は、「このためなら死ねる」という思い。
「このためになら死んでもいい」という心情が愛の究極の形。
このためになら死んでもいいと思えるものと出会ったとき、
命は最も激しく美しく燃えあがる。
死んでしまっては元も子もないので、
死んではいけないのですが、
この気持ちに気づいたとき
「命には、命より大切なものがある」ということが、腑に落ちる。
理性を使って理屈で考えると、命より大切なものはない。
だから「愛は理屈を越えた力」であり、
理屈を越えた力だから、
理屈では考えられない「愛の奇跡」が起きる。
愛とは、理性をもった人間にしか持てない能力。
「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より
文芸社 2025年 1月発売予定
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・
※芳村思風の講演会・勉強会の案内
・11月18日(月)熊本思風塾
20:00~22:00 Zoom
参加費:3,300円
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18:00~20:00 伝承館(名西)
参加費:2,000円
問合せ
思風庵哲学研究所
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