愛と恋の違い（1）

芳村思風一語一会 vol.5311 

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愛と恋の違い（1） 

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恋は、命の中の種族保存の欲求から出てきます。 

子孫を残すための欲求です。 

種族保存の欲求から最初に出てくるのは、 

愛ではなく恋です。 

恋は男女を結びつけて子孫を残すための欲求です。 

恋の最終目的は生殖活動です。 

 

愛は、男女の愛だけではく、 

親子、夫婦、兄弟、友情だけでなく 

国や会社や仕事への愛などがあり、 

生殖活動に特定されるものではありません。 

愛は、恋よりも精神的に純化された世界です。 

 

恋は、男と女が「好き」になるという心情からでてきます。 

好きという心情から「恋しい」をいう気持がでてきます。 

恋しいという心情から恋が芽生えます。 

恋とは、好きになった相手を自分のものにしたい、 

他人に渡したくないという心情です。 

嫉妬という心情も恋と共に生まれます。 

 

恋は相手を理想化します。 

アバタがエクボに見え、恋は盲目という状態になります。 

恋は、相手のほんとうの姿を見えなくします。 

現実の姿、短所が見えません。 

それは結婚させるためです。 

 

人間は不完全です。 

短所が見え始めたときから、 

恋ではなく愛が始まります。 

 

恋の病は、結婚すれば完治します。 

多くの人は結婚して数年、いや数ヶ月ですでに 

「選ぶ相手を間違えた」と後悔する。 

生活を共にし始めたらすぐ正気に戻るから。 

アバタはもうエクボには見えなくなるのです。 

 

結婚したら孤独でなくなる、淋しさが癒される、 

幸せになれるなんて勘違いだと気づくのです。 

 

長く一緒にいると長所が見えなくなって、 

短所や欠点がクローズアップされてしまう。 

自分の欠点や短所は見えづらいものです。 

自分にも短所・欠点があると自覚しなければ、 

他人の欠点・短所が許せないのです。 

夫婦関係ほど人を成長させる人間修行はありません。 

 

（明日に続く） 

 

「人間関係10の原則」 

～愛の実力を育てる～ 

 

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・ 

 

 

※「何があっても　だいじょうぶ」 

Ａ６版　1,000円+税 

思風語録から５５の言葉を選び 

解説はできるだけ少なくしました 

「？」とくる言葉を感じてみてください 

 

 

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思風庵哲学研究所  

Source: 芳村思風　感性論哲学の世界