41RPY7UhvuL. SX364 BO1204203200  - 子どもは親を選んで生まれてくる

内容紹介
産婦人科医の著者が、子供たちの胎内記憶の証言を通して、現在の出産方法や子育てへの警告を発しながら、いのちの神秘さ、素晴らしさ、これからの胎教と楽しいお産、楽しい子育てのあり方を語っています。また、流産や死産にも大きな意味あり生命が宿ることは神聖な受胎であり、この世に生を受けることは、単に肉体が生まれるだけではなく自らの魂を向上させるための、大きな意志をもった生であるいうことを、メッセージにして送っています。

抜粋
赤ちゃんを亡くした悲嘆は、はかりしれないほど大きいものです。けれど、赤ちゃんは決して、お母さんを悲しませたいわけではありません。赤ちゃんは、お母さんやお父さんを苦しませるために生まれてきたわけではないのです。たとえ短い一生でも、その瞬間を生きていたことを認められ、誉めてもらいたいと思っています。そして、お母さんやお父さんが自分の命を通して幸せになり、輝いてほしいと願っているのです。赤ちゃんを亡くすことではじめて、人生を見つめ直すこともあるでしょう。亡くなった赤ちゃんは、「家族の流す涙」「親子の絆」「命の大切さ」「思いやり」などを教えてくれます。お母さんだけではなく、お父さんやきょうだい、祖父母、そして医者、看護師、助産師など、お産に関わったすべての人に、それぞれ違うメッセージを残していくのです。その意味では、自ら積極的に死産を選び、何かを伝えようとしている赤ちゃんもいるように思えてなりません。
流産や死産の後、亡くなった赤ちゃんの存在を身近に感じて、「赤ちゃんがにこにこ笑っていて、幸せそうに遊んでいるイメージが浮かぶんです。私はこんなに悲しいのに、どうしてでしょうか」というお母さんは、たくさんいます。赤ちゃんは、おなかに宿れただけでこのうえなく嬉しいのです。その心を、お母さんに感じとってもらいたいのかもしれま
せん。悲しみから癒され、喜びを感じることを、赤ちゃんへの裏切りのように思うお母さんもいるようです。けれど、「悲しみと共に生きればいい」という言葉は、優しく聞こえますが、赤ちゃんが本当に望んでいることとは違うはずです。赤ちゃんは、お母さんにメッセージを受けとってもらいたいのです。このお母さんならわかってくれると信じて、命をかけてこの世にやってきたのですから、どうかその期待に応えてあげてほしいと思います。

著者について
著者紹介
1954年東京都生まれ。帝京大学医学部大学院卒。医学博士。上尾中央総合病院産婦人科部長を経て、1989年横浜市に池川クリニックを開設。胎内記憶・誕生記憶について研究を進める産婦人科医として、マスコミでも取り上げられることが多く、講演などにも活躍中。またより良いお産を目指して、親子や家族が豊かな人生を送ることが出来るよう、クリニックや講演等でお産の楽しさ、素晴らしさを伝えている。トマス・バーニー医博が創立し、デーヴィッド・チェンバレン医博らも所属する、アメリカ出生前・周産期心理学協会APPPAH)会員。著書に、『ママのおなかをえらんできたよ』『おぼえているよ。ママのおなかにいたときのこと』(リヨン社刊)『おなかの中から始める子育て』(サンマーク出版)『生まれる前からの子育て』(学陽書房)等がある。