一道一徹 不頼独行

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一道一徹 不頼独行

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芳村思風一語一会 vol.3294
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一道一徹 不頼独行
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「いちどういってつ ぶらいどっこう」
芳村思風先生の座右の銘です。

芳村思風先生が、哲学に興味を持ち始めたのは、 中学2年生のとき。
下村湖人の「次郎物語」の中の朝倉先生の言葉に出会ったとき。

次郎が中学1年生になって、初めて朝倉先生に出会った日に、
「相手を恐れさせるのではなく、慕わせる。それが最上の勝ちだ。」
と朝倉先生から言われた。

芳村思風先生は、
次郎が「先生、剣道は何のためにやるのですか。」と聞いたとき
朝倉先生は「それは見事に死ぬためさ。」と答えられた。
朝倉先生が次郎を訓育されるさまざまな言葉の中に「含蓄と深み」を感じた。

そのとき、思風先生は
「人間はいったいどこまで深くなることができるのだろうか」
という問いを持った。

インターネットが発達し、テレビや新聞・雑誌に情報があふれ、
広く世間に目を向けて情報や知識を追い求めるがゆえに心は浅く不安が絶えない。

井の中の蛙を自覚的に徹して、一道を極めることによって
心の深さや人格の重みをもった安心立命の人生を手に入れることができるという意味に受けとめられている。

これを元に、芳村思風先生自らが座右の銘として作ったのが
「一道一徹 不頼独行」
という言葉です。

何かに頼り、助けてもらいたいという気持ちが出てくると
自分の底力は出てこない。
誰にも頼らず、自分の力で何とか解決していこうとしないと
自分の智恵や潜在能力は出てこない。

今の自分の顕在能力である理性が、その限界点に到達して、
理性ではどうにもできないという状況の中で、
万策尽きたとあきらめないで、だけどなんとかならないだろうか、
と努力を続けなければ、潜在する新しい能力が命から湧き上がってくることはないのである。

このような考え方で芳村思風先生は、
「不頼独行」という生き方を学生時代から自分に課してきたそうです。

しかし実際に問題や悩みを自分が抱えたとき、悩みながら苦しんで
考えていただけでは、なかなか智恵が湧いてこない。
行動しなければ答えはでない。

そのとき、理性での考え方に問題があると気づいた。

「理性は客観的と普遍性の能力であるから、
物事を外から客観的に眺めることをしないと正しい答がだせない。
悩みながら考えるのではなく、悩みを外から客観的に見ることが大切。

そこで自分の悩みを他人の悩みだったらと考え、
他人から相談されたら、自分はその人にどうアドバイスするかを考える。
そうすれば正しい答が湧いてくることに気づいた。
こして不頼独行の生き方が完成したそうです。

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

●芳村思風先生の勉強会
・6/9~10 育成講座2回目
新大阪

・6月13日(水)福井思風塾
18:30 – 21:00 アオッサ 602
参加費:7,000円(6月/11月 2回分)

・6月16日(土)熊本思風塾
18:30~21:00
参加費:4,000円(前売3,500円)

※お問合せは・・・
思風庵哲学研究所
Source: 芳村思風 感性論哲学の世界
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