感性論哲学入門講座第1回目を開催しました。

2015年6月3日第1回目となります感性論哲学入門講座を開催致しました。今回は第1回目の入門講座という事で「感性」とは「感性論哲学」とは何か?そして、私達の日々の生活にどう感性が活かされ、重要な役割を果たしているのかを解説頂きました。

感性論哲学とは

人間の本質は感性で命の本質も感性 それを基準にしているのが感性論哲学

さらには、宇宙を動かしているのも感性である。
宇宙は感性の海と言われ、宇宙はある一定の法則で動いているものと捕らえられていたが、常に揺らぎながら法則を創り出している。
創り出すというのは法則があって動いているのではなくバランスを保つ為に良い法則を探りながら創り出している。

人間に例えて見た場合に、人間の感性の実態は3つの作用があり
統一作用、合理作用、調和作用
「感性」は、この3つの能力によって、何が一番適切な行動であるか、優れた判断であるか、それを常に探り求めながら活動しているとの事です。
「感性」は常に真実なるものを求め感じる力、本物を求め感じる力。感動を求め感じる力、人間において本当に素晴らしいものを求め感じる力として働いています。

 

問題は愛の問題か意志の問題しか生じない

人間の本質が感性であり、その実態が愛と意志ならば、現象として起こる問題は、愛の実力を高めるために生じたり、意志を明確にするために起こるのだと解釈できます。それが分かれば、問題に対する不安や恐れは和らぎます。
本質と現象。これは同じもので勝手には起きない。

本質を「感性」と置き換えると、興味関心のあることに目がいって、同じく興味関心のある人と出会う事がある。
人間の心は意味と価値を感じる感性であるから意味と価値を感じる方に人は行く。

そこに対しておのずと愛着を持っている様な現象が起きる。愛が薄ければ薄い現象が起きる。

愛と意志が人間の本質であった場合
意志なき愛は人を堕落させる
愛なき意志は、人を傷つけることなしには、その目的を達成しえない。
(人生において生きがいや喜び、充実感を求めるならば、人間は誰でも心から愛することができるものと、人生を賭けて意志するものを持たなくてはいけません)

 

最後に、感性論哲学は理性を否定するのではなく
感性は主で、理性は押さえつける為にあるのではなく育てる為にあるということ。

そして人生は愛と意志のドラマであり
愛と意志の両方とも力をつけていく事が大切で、どちらか一方ではなく両方とも大切である。
理性能力が知識、技術であるとするなら
愛も能力として育てていくべきものであり、
愛がついていかずに意志だけだと、希薄な人間関係や正しい事は言ってても心では伝わらない、そんな人間関係を作ってしまうかもしれない。

だからこそ、愛について学び、育てていく事が人間関係を解決するきっかけになるかもしれない。

その愛の延長線上において、円滑な人間関係と意志である能力を兼ね備える事が出来れば仕事においても人に喜んでいただける能力と人間性を高めて本物の人間になる事を目的としています。日々の行動に置き換えた際に感性論哲学があなたの行動に活きる哲学として共に学んでいきましょうという事でお話頂きました。