感性論哲学入門講座感想文(20代女性)

感性論哲学入門講座の第二回目を受講してまず最初に心に残ったことは、今私が生きている時代は、とても重大である、ということでした。

今までの哲学の基本、または現代社会の根底にあるものは「理性」である、ということは前回の講座で学びました。そして今回は更に発展してこれからの社会を担う根本となるもの、また哲学は「感性」である、そして今の時代はその過度期である、ということを学びました。

現在の日本は世界でもまれに見る規則に縛られた社会であると私は感じています。

時間を1秒刻みできっちり管理し、それに振り回される人々。また、他人にお世話にならないような生き方を徹底する人々(裏を返せば、他人の世話をみたくないという心の現れなのだろうか)。

私は社会に出てまだ10カ月も満たないのですがこのようなことが今の日本に深く絡みついているのを強く感じています。そしてこの状況は私にとって大変生きにくいものであります。しかしながら「理性」に縛られた現代社会は徐々に「感性」へと移り変わっていくことを今回知りました。個人的にその変化に実感はありません。ただ、私はいわゆるゆとり教育世代なのですが、ひょっとしたらこのことも感性に向かう中の一つの象徴なのだろうか、そうだったらいいのにと、この講座を受けながら考えておりました。

21世紀が始まって今年で15年になりますが、20世紀の終わりの頃から世界中で叫ばれている4つの問題、「環境破壊」、「自然破壊」、「人間性の破壊」、「核処理問題」、これらを解決すれば理性の時代がようやく終焉を迎えるということを学びました。そしてそれを担うのは日本人しかいないという考えに驚きましたが、日本人が代々その血脈に受け継いできた感性、理性時代に大いに花開いた世界最高峰の科学技術など日本人にしか持ち得ないであろう特性を生かせば、4つの問題に終止符を打てる、ということを聞けば大変納得できるものでした。新たな哲学の時代に突入する為、私も日本人の一人として、理性をもってして愛と意志を育てていきたいと思いました。

今回の講座で一番心に残ったことは、「ああだったけど、こうなれた」という文言でした。今私は、「ああだったから、こうなった」と「ああだったけど、こうなった」の入り口近くを行ったり来たりしている状況です。人生が180度ひっくり返ったのが今年の頭でした。しかし、混乱のさなかでも、早い段階で様々な奇跡のような縁を伝い今この講座に参加しております。私はなんて運がいいのだろうと、常々思っていたのですが、講座を受けてからこれは宇宙の計らいなんだな、と思うようになりました。「ああだったけど、こうなれた」に近づけば近づくほど宇宙の計らいを受けられる、人の縁を感じられるということなのでこれからの人生、あの時こうだったけど、こうなれたんだと思えるよう、感性を磨き、幸せに近づいていきたいと思えました。

 

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