2017年6月20日池川明先生愛の子育て塾10期第2講座開催しました。

今回の講座では第1期卒業生で11期の講師、土橋優子さん、宮崎智美さんがゲストとして参加頂きご自身が体験した出産、子供さんの胎内記憶についてお話頂きました。

産婦人科医として38年間お産を見てきてわかったこと

母親の妊娠中、出産時の感情は出産そのものにも子供の成長にも影響する。

2008年フィンランドの研究により
子供達が行動や情緒面での問題が少なく社会的能力が高いのは母親の感情がどのような条件の時か?を調査した結果、1981年から17年間の追跡研究により
母親が出産直後、3ヶ月、3歳、4歳の時点で幸せを感じているのが16年後も子供に影響し続けているとの事でした。

お産は気持ちかもしれない

母親が自分のお産を安産と思ったお産(子供の記憶はプラスイメージが多い)
母親が自分のお産を難産と思ったお産(子供の記憶はマイナスイメージが多い)

母親の生まれた時の「幸せ感」が子供にいい影響を与え続けた。
子どもたちの発育において、社会に適応出来るか否かをお母さんの気持ちと絡めて調べた場合 出産後すぐと3ヶ月4ヶ月の場合で調べている中、生まれた時の幸せ感が子供にいい影響を与え続けた。

反対にマイナスイメージとして、子供たちが傷つくのは無視されること。
無視をされたり、虐待を受けた子供に見られるのは前頭前野が機能していないケースが見られ、我慢できない、集中力が欠ける、被害者意識が多いというのが見受けられます。その様な子に人の気持ちを理解しなさいと言っても人の気持ちが分からない

大切なのは妊娠、出産、育児と一連の流れで考えること

お母さんと子供さんがともに出産時だけでなくその後の幸せにつながるかについては、お母さんが子供が産まれる事だけに興味がいっていて出産時だけの喜び、幸せだけではなく
本来は妊娠、出産、育児と一連の流れがあり、子供が産まれる事だけではなくどういう子に育って欲しいかを妊娠時から考えて出産、育児につなげて頂きたい。それが将来の子供にとってもお母さんにとっても3歳4歳の時に幸せを感じれる可能性が高くなるのではないか。

胎内記憶について

胎内記憶の中でもポジティブな記憶とネガティブな記憶の違い
安産と思った人の子供の記憶は約95%がポジティブな記憶
退行催眠の結果、1980年、90年代の調査からは胎児の記憶がネガティブな記憶が多いという書物を見かけたが池川先生の調査結果からは95%の方がポジティブな記憶。それは、恐らく退行催眠を受ける方というのが生きづらい方が受けている方が多かったという事があり生きづらい方が行うとおなかの中でも生きづらいと感じる赤ちゃんが多い。それは伝えないといけないという事があり、胎内記憶を行うきっかけ。

(退行催眠)退行催眠は、記憶をさかのぼり、つらい出来事があった前の状態まで戻すことでトラウマを解消する療法。治療として取り入れられており、多くの人がトラウマを克服していると言われています。

映画うまれるの紹介

最後に池川先生から映画うまれるを紹介頂きました。
子供は親を選んで生まれてくるという胎内記憶をモチーフに、4組の夫婦の物語を通して自分たちが生まれてきた意味や家族の絆、命の大切さ、人との繋がりを考える作品です。
詳細はこちら

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